お客さまの「好き」と「似合う」アパレル販売員はどちらを大事にした方がよい?

こんにちは、ジョビアアパレルブログ担当です。

我が家は誰もが認めるなかよし母娘です。

しかし、母がわたしにしてくれることでひとつだけ困っていることがあります。

それは、母がショッピングに行ったときに、わたしの服や小物を買ってきてくれるのですが、ことごとくわたしの趣味ではないこと(笑)

ちょっと前まで好きだったけど飽きたり、似合わなくなったと感じて着なくなったデザインや色のものを「ねぇねぇ!こういうの、好きでしょ?」と、うれしそうにはしゃいで見せてくれるのですが、(ザンネン、いまはもう違うの…)というものがほとんどなのです。

こういう服を着てほしい、こんな服が似合う女性になって欲しいという母の願望的なものも感じるため、何度かは着るようにしていますが…

ヘビロテはできないので申し訳ないばかりです。

さて、このエピソードと同じく、

じぶんが「わたしはこれが好き」と思うもの

人が「あなたにはこれが似合う」とすすめるもの

この2つが違ってしまう、ということは日常のなかでたびたび生じます。

とくにアパレル販売員はお客さまに商品をおすすめしたり、アドバイスを求められたりといったなかで「違い」をつよく、また多く感じるものです。

今回は、接客時に「好き」と「似合う」どちらを大事にした方がよいか?ということついてお話します!

■「似合う」よりも「好き」を大事にした方がいい!その理由とは?

結論からいうと、お客さまの「好き」という気持ちを大事にした方が、接客もしやすいですしお客さまの満足度も高くなります。

理由は、お客さまは「似合うもの」よりも、ワクワクやときめきを感じる「好き」を求めてショッピングしていることがほとんどだからです。

「こちらのカラーの方がお似合いになりますよ」

「ちょっと雰囲気をかえて…こちらのアイテムはいかがでしょう」

と、おすすめしても反応がどうもよくない…という経験、あるのではないでしょうか?

それは、客観的にみて「似合う、似合わない」という事実よりも、お客さまが「好き!着たい!欲しい!」という気もち(ときめき、衝動)の方が購買意欲に結びつきやすいからなのです。

■常連のお客さま、リアルなアドバイスを求めるお客さまには「似合う」を提案!

「似合う」を積極的に提案した方がよい場合もあります。

それは、常連のお客さまです。

好み、性格、体型、ライフスタイルなどをよく知っていることを活かし、

「○○さまにはこちらがぜひおすすめです」

「今シーズンはこのカラー(デザイン)に挑戦してみませんか?」

と、積極的に提案した方が、お客さまにとってあたらしい発見になるだけでなく(この販売員さんはわたしのことをよく見て、よく考えてくれている)と感じてもいただけて、信頼感を深めることができます。

お客さまにじぶんを知っていただく絶好のチャンスでもあるので、気合いをいれておすすめしましょう!

いかがでしたか?

「ひとめぼれ」ということばがありますが…

ショッピングと恋愛って、じつはかなりよく似ていたりします(笑)

お客さまの「好き」を探すお手伝いをする!

そして、お客さまが(好き!)と、ときめいた瞬間を見逃さない!

さらにしっかり後押し、一押しできると、きもちよく売れるだけでなく、お客さまにもきもちよくハッピーになってもらえますよ。

一覧へ戻る