スーパーやデパ地下の試食販売はどのくらい効果があるの?
こんにちは♪ジョビア フードブログ担当です!
スーパーやデパ地下、ショッピングモールなどの食品売り場では、試食販売をよく目にしますよね。
試食販売は商品をお買い上げいただくために実施されていますが、はたしてその効果はどのくらいあるのでしょうか。
今回は、試食販売における効果やお買い上げにつながる仕組みについて解説していきます。
気に入った味をもう一度食べたくなる
たまたま試食した商品がとてもおいしいと感じた人は、無意識のうちに『この味をもう一度食べたい!』と思うとされています。
これはアメリカのデューク大学の行動経済学者 ダン・アリエリー氏の研究結果といわれていますが、試食には『食べたい!』という人間の本能に直接的に働きかける効果があるのですね。
相互利益の心理につながる
相互利益とは、『食品を無料で提供してもらったという利益』に対して『商品を購入して相手にも利益を与えなくては』という心理のこと。
これも先ほどと同様の行動経済学者の研究結果ですが、売り手と買い手がともに利益を得るための本能的な行動につながります。
試食へのお返しをしたくなる
試食をさせてもらった人は、『その好意に対してお返しをしよう』という心理になります。
この心理は返報性(へんぽうせい)の原理といわれ、試食販売におけるお返しは商品を購入することにつながり、これも人間の本能とされる自然の流れなのですね。
また、試食した商品をすぐに気に入られたお客さまには「よろしければもうひとつどうぞ♪」を差し上げると、お買い上げいただける可能性がさらに高くなるのではないでしょうか。
さいごに
大型のショッピングセンターでは、『無人の試食販売も売り上げを大きく伸ばしている』というデータが出されています。
商品を無料で提供する試食販売は、お客さまの買いもの心理に働きかけながら商品購入へとつなげる重要な役割と効果があります。
さらには親切でていねいな接客サービスも提供し、試食販売員がいるからこその付加価値をプラスできるのが理想的ですよね!