冬コートのお直しをマスターして売れるアパレル店員になろう
こんにちは♪ジョビア アパレルブログ担当です!
11月・12月は冬アウターニーズが継続する重要な時期。
アパレルショップにはブルゾンやコートを求めて日々たくさんのお客さまが来店され、お直しを希望される方も少なくありません。
今回は、冬コートの接客時に見受けられるお直しについて解説していきます。
冬コートにありがちなお直し箇所
ほとんどのアパレルショップでは、コートやブルゾンといったアウター類もサイズ展開しています。
大半のお客さまはお直しをせずにそのまま着用していますが、明らかにサイズが合わないときにはお直しを提案します。
そして、アウター類のお直しで依頼を受けやすいのが、肩幅詰め・袖丈詰め・着丈詰めです。
身頃はちょうどいいけれど肩幅が大きい、肩幅は合っているけれど袖丈と着丈が長いといったケースが多いのではないでしょうか。
お直しを失敗しないための採寸方法
冬用アウターは地厚なものや中綿入りなど、比較的採寸しにくい素材が中心となるため、お直しをする際には注意が必要です。
ここでは、それぞれのパーツを正しく採寸する方法を解説しましょう。
・肩幅詰め
肩幅を詰めるときは、左右それぞれの肩の中心くらいに位置する布を袖付けと平行につまみます。
そして、つまんだ布の分量を調整しながら肩から落ちて余っている部分を背中心方向に寄せて、実際の肩幅より1センチほどゆとりを持たせた状態でピン打ちをします。
・袖丈詰め
袖丈も袖の中間くらいの位置で布をつまみ、鏡を見ながらご希望の長さに合わせてピン打ちします。
・着丈詰め
着丈は裾を内側に折ってピン打ちをする方法がスタンダードですが、中綿入りや素材が地厚なときには裾よりも10~20センチほど上の位置でピン打ちします。
さいごに
冬コートのお直しを完璧に仕上げるには、素材の厚さを計算に入れてピン打ちすることです。
また、実際に短くした状態を確認していただき、お直し上がりのイメージをご自身の目で確認していただくのも大切。
サイズが合わないお客さまにはお直しを提案して、よりぴったりで快適な着心地を体感していただきましょう♪