うっかりポロッと…が大失言に!知っておきたいアパレル販売員の「禁句」
こんにちは、ジョビアアパレルブログ担当です。
先日、友人主催のお花見に行ったときのことです。
趣味繋がりなので年齢も職業もバラバラ、けっこうな人数だったのではじめましての人が多かったのですが、乾杯しちょっと話した初対面の男性に会話の流れで「おいくつですか?」と聞いたところ「いくつに見える?」と逆質問されたのです。
年齢当ては自信がないし、ここはとりあえず若く言った方がよろこんでくれるだろうと、40代半ばに見えたのを「30代ですよね?38才くらいかと」と答えると…
「今年で45なんだけど。貫禄ないかなぁ、なんかショックだわ」
逆にどんよりと落ち込ませてしまいました。
よかれと思ってよんだサバが、とんだ失言に…
思ったままを言えばよかったと後悔しきりでした。
さて、今回はそんな「失言」についてです。
アパレル販売員がたまたま口にした一言がお客さまのこころを傷つけたり、反感をかってしまうこともあるというお話です。
■お客さまの体型、サイズについてデリカシーに欠ける一言
お客さまが手にとっている商品を見て、
「申し訳ございませんが、そちらの商品はフリーサイズのみでして…」
「(ワンサイズ大きめの商品を用意し)お客さまでしたら、こちらのサイズがよろしいかと」
といった一言は一見親切ですが、じつは失言!
なぜなら暗に、(お客さまは標準よりふくよかですよ)(そのサイズでは小さいですよ)と言っているようなものだからです。
お客さまの方からサイズについてお尋ねがあったり、試着をご要望されたときに言葉を選んでお答え(orアドバイス)するのが無難です。
その際、「お客さまにはこちらのサイズです」と断定するのではなく「商品によってサイズ感も異なりますので、よろしければこちらもぜひお試しくださいませ」と、ワンサイズ上をお持ちするのが親切でスマートですよ。
■お客さまをケチ扱い?!「こちら1点『だけ』でよろしいでしょうか?」
接客に時間をかけ…
複数試着をしていただいて…
最終的に1点のみ購入されるお客さまに対し、「(お買い上げは)こちら1点だけでよろしいでしょうか?」という一言は、販売員にとっては確認のつもりでも、(結局1点しか買わないの?)というニュアンスを含んでいるように感じられがちです。
※実際、友人はそう言われたことで(あんなに親切に接客してもらったのに…たくさん試着したのに…これだけしか買わなかったからケチだと思われたに違いない)と急に恥ずかしくなり、そのショップに行きにくくなってしまったそうです。
『だけ』
という言葉を接客に用いるのは、やはりおすすめできません。
「ありがとうございます!他はよろしいでしょうか?」
「本日ご試着いただいた商品で気になるものがありましたら、ぜひまたご来店ください」
などと言い換えることで、意味は同じでありながら失礼がなくなります。
いかがでしたか?
今回この記事を書くにあたっては、友人知人に「アパレルショップの店員さんに言われて嫌だったこと、ムカッときたことってある?」とリサーチをしました。
いくつかの声がありましたが、やはり失言に共通するのは「デリカシー、気遣いのなさ」だと感じました。
リアルなお客さまの声ですから、ぜひ参考にしてくださいね。