デパ地下がわかる! なぜ食品売り場は地下にあるの?
こんにちは♪ジョビア フードブログ担当です!
『デパ地下』と聞けば、誰もが『デパートの地下にある食品売り場』とわかりますよね。
では、なぜ食品売り場は地上や上階ではなく地下にあるのでしょうか。
今回は、食品売り場が地下に設置される理由を解説していきます。
食品売り場が地下にある3つの理由
現在は食品売り場=地下というのが一般的ですが、それは偶然ではなく売り場環境や売り上げにまつわる理由があるため。
・業務に必要な設備工事のしやすさ
デパ地下には、惣菜やパン、スイーツなど、さまざまな食品が展開され、それらの食品のなかには調理をともなう商品もあります。
揚げたり焼いたりするために必要なガス、調理前後に使用する水道など、設備工事のしやすさも大きく関係しています。
・においの影響を避けるため
食品にはさまざま香りがありますが、それらのにおいを不快に感じないのは食品売り場だからこそ。
洋服や靴売り場で食品のにおいがしたら、少し嫌な気持ちになってしまいますよね。
また、商品ににおいが移る可能性も。
地下であれば、においが漏れることはほとんどありません。
・公共交通機関に直結しているため
都心にある百貨店の多くは、地下鉄や電車、バスといった交通機関に直結しています。
仕事帰りや乗り継ぎの際に立ち寄ることを見込み、食品売り場を地下に設置。
少しでも多くのお客さまを来店につなげ、ほかのフロアにも足を運んでいただくことも大きな目的となっています。
かつては食品売り場を上階に設置した百貨店も
渋谷の東急百貨店はオープン当初(1967年)、最上階の8Fにレストラン街と食品売り場を併設していましたが、食品の上げ下ろしにともなう作業効率の悪さ、そして売り場面積の拡張が困難であることから、1990年の改装工事と同時に食品売り場は地下に変更。
さいごに
食品売り場が地下にあると、上階で買いものをしたお客さまが帰りに食品を購入し、公共交通機関で帰るといった経路が想定できますよね。
デパ地下販売員は、よりたくさんのお客さまに立ち寄っていただける、魅力的な売り場づくりを心がけてくださいね!