要注意!お客さまを逃がしてしまう食品販売員がしがちな「過剰接客」「迷惑接客」

こんにちは、ジョビアフードブログ担当です。

先日、母に頼まれ、とあるショップにお菓子の詰合せを買いにいきました。

お店に入るときから店員さんのつよい視線を感じ、やや違和感があったのですが…

「いらっしゃいませ」と言うなり、まるでマークするようにぴったりとそばへ。

視線を向けたり、手にとる商品ひとつひとつに、

「こちらは○○が入っています」

「こちらは人気です」

「そちらはですね…」

と間髪いれず説明されるので、まるで実況中継されているアスリートような気分に(笑)

ゆっくり見れないのと落ち着かないのとで、そのお店は早々に後にし、隣の区の別店舗で購入しました。

同じショップの同じ商品なのに接客次第でこうも気分が違うものかと、ある意味よい勉強になりました。

食品販売員のみなさんも同じ経験をされたことがきっとあるはずです。

その店員さんは一生けんめい接客をしているつもりですし、決して悪気はないのです。

でも過剰すぎると「うるさい、しつこい」と思われてしまい、お店にとってもじぶんにとってもマイナスになってしまいます。

今回は、食品販売員が気をつけたい「過剰接客」「迷惑接客」についてのお話です。

■通りすがり、入店時、お買いもの中…お客さまをじっと見すぎるのは失礼!

「いらっしゃいませ」と言うときは、お客さまの方にからだと視線を向けるのが基本です。

しかし、入店時からお買いもの中ずっとからだと視線を向け続けると、お客さまはまるで監視されているような気分になり落ち着きません。

また、お店の前を通り過ぎる人や、入ろうかどうしようか迷っている人をじっと見すぎると待ち構えられているような気分になり警戒されてしまいます。

じっと見すぎたり、ジロジロチラチラ視線を向けるのはかえって失礼!

適度に視線をはずしたり、別作業をするなどしてお客さまにのびのびと買い物をしてもらうようにしましょう。

■「追うと逃げる、逃げれば追われる」の法則を接客に活用!

さきほど「別作業をする」と書きましたが…

ふしぎなもので、忙しいときに限ってお客さまがひっきりなしだったりするもの!

(暇だからちょっと掃除でもしよう)

(手が空いているうちに、あの作業を済ましておこう)

と、掃除や作業にとりかかったとたん、お客さまが立て続けに…というのは販売員あるあるだったりします(笑)

「追うと逃げる、逃げれば追われる」と言うように、あまり熱心すぎたりしつこいととられる接客は誰でも逃げたくなります。

あえて隙をつくったり、忙しそうな雰囲気を演出すると、お客さまの方から『追いたくなる(お店に入りたくなる、いろいろ聞きたくなる、欲しくなる)』ということを、ぜひ覚えておいてください。

いかがでしたか?

ハッとしたり、ドキッとした人もいるかもしれませんね。

じぶんでは丁寧で熱心なつもりでも、お客さまからすると真逆でかえって迷惑だったりときに失礼ということもありますから、ぜひ注意したいものです。

適度な距離感や隙は、どんな人間関係でも大切です。

ぜひ、意識して心がけてみてくださいね。

一覧へ戻る